自分を責めない生き方

自己肯定感

50代になっても、私は気を抜くと、すぐ自分を責めそうになることがあります。

何かうまくいかなかったとき。
人との空気が少し悪くなったとき。
誰かが不機嫌そうに見えたとき。
予定を断ったあと。
思っていたように動けなかった日。

そんなとき、昔の私はすぐに「私が悪かったのかもしれない」と思っていました。

これは、私にとって長いこと当たり前だったんですよね。

子どものころから、私は自分が我慢すれば丸くおさまる、と思って生きてきました。

私が頑張ればいい。
私が気をつかえばいい。
私が嫌な気持ちを飲み込めば、その場は荒れずにすむ。

そんなふうに思っていたし、それが大人になることだとも思っていました。

でも今は、はっきりわかります。

あれは大人になることじゃなかった。自分を後回しにすることに慣れすぎていただけでした。

自分を責める人は、弱い人じゃない

自分を責めやすい人って、弱い人でも、ネガティブな人でもないと思うんです。

むしろ逆で、まわりをよく見ている人。
空気を読める人。
相手の気持ちを考えられる人。
その場を何とかしようとしてきた人。

だからこそ、何かあると「私が悪かったのかな?」と先に自分に矢印が向いてしまう。

私もずっとそうでした。

相手の機嫌が悪いと、私が何かしたかなと思う。
人間関係がうまくいかないと、私に問題があるのかもしれないと思う。
疲れていてもうまくできないと、まだ頑張りが足りないんだと思う。

でも、人生ってそんなに単純じゃないんですよね。

人間関係も、環境も、タイミングも、いろんなものが重なって起きている。

それなのに、全部を自分の責任みたいに受け取ってしまうと、心はずっと苦しいままです。

自己肯定感を上げる前に、まず責めるのをやめたかった

最近は「自己肯定感を上げる」って言葉をよく見るけど、私はあれがずっとしっくりこなかったんです。

だって、長いあいだ自分を責めて生きてきた人が、急に「私は素晴らしい」と思えるわけじゃない。

頭ではわかっても、心がついていかない。

私は、自己肯定感って、無理に上げるものじゃないと思っています。

それより先に必要なのは、これ以上、自分を責めないこと でした。

私はずっと、自分を励ますより先に責めていた。

もっとちゃんとできたはず。
もっと頑張れたはず。
こんなことで疲れている自分がダメなんじゃないか。
相手を嫌な気持ちにさせた自分が悪いんじゃないか。

そうやって、自分に厳しくしすぎていた。

でも、50代になってようやく思うんです。

もう、そこまで自分を追い込まなくていい。
まずは責めるのをやめるところからでいい。

私の人生が少し変わり始めたのは、自分の「しんどい」に気づいたときだった

私の人生が少しずつ変わり始めたのは、すごい考え方を知ったからでも、前向きになれたからでもありません。

ただ、私はしんどかったんだなって気づいたときでした。

会ったあとにどっと疲れる人間関係。
断るだけで罪悪感が残る関係。
ちゃんとしていなきゃと気を張る毎日。
休んでいても休まらない感じ。
誰かのために動いているのに、
自分の心はずっと置いていかれていたこと。

私はそれを、ずっと「これくらい普通」と思ってきました。

でも本当は普通じゃなかった。
ちゃんと無理していたし、ちゃんと疲れていたし、ちゃんと苦しかった。

そこに気づけたとき、やっと少し自分にやさしくなれた気がします。

私がダメなんじゃなくて、ずっと無理な生き方をしていたんだ。
私が弱いんじゃなくて、我慢が当たり前になっていただけなんだ。

そう思えたことで、自分を責める力が少しずつ弱くなっていきました。

自分を責めない生き方は、自分を甘やかすことじゃない

ここ、すごく大事だと思っています。

自分を責めないっていうと、甘くなることみたいに感じる人もいるかもしれない。

でも、私はそうは思いません。

自分を責めない生き方って、何でも自分を正当化することじゃないし、現実から目をそらすことでもない。

本当は何がつらいのか。
どこで無理しているのか。
誰に気をつかいすぎているのか。
何を背負いすぎているのか。

そこをちゃんと見ることです。

そして、必要以上に自分を悪者にしないこと。

私は長いあいだ、相手の問題まで自分の責任みたいに感じてきました。

でも今は、相手の不機嫌まで私の責任じゃない。
全部を私が背負わなくていい。
そう思える場面が少しずつ増えました。

それだけでも、生きるのがずいぶん楽になります。

私は今、自分にどんな感情を味あわせたいかを大事にしている

今の私は、何かを選ぶとき、前みたいに正しいかどうかだけでは決めません。

この選択は、私にどんな感情を味あわせるだろう。

そこを見るようになりました。

安心なのか。
軽さなのか。
自由なのか。
ほっとする感じなのか。
それとも、
罪悪感なのか。
重たさなのか。
緊張なのか。
我慢なのか。

自分を責めない生き方って、結局はここにつながっていると思うんです。

自分を責めるって、自分にずっと苦しい感情を味あわせ続けることでもあるから。

だからこれからは、責めるより安心。
追い込むより軽さ。
我慢よりほっとする感じ。

そういうものを、自分に持たせていい。

私は今、そう思って生きています。

誰かのために生きる人生から、自分を幸せにする人生へ

ここまでずっと、誰かのために生きてきた人は多いと思います。

私もそうでした。

でも、これから先も、ずっと自分を責めながら生きなくていい。

何かあるたびに「私が悪いのかもしれない」で終わらなくていい。

まずは、私は何がつらかったんだろう、って自分に聞いてあげればいい。

そこから少しずつ、自分を責めない生き方は始まっていくのだと思います。

誰かのために生きる人生から、自分を幸せにする人生へ。

自分を責めないことは、そのための大事な最初の一歩なのだと思います。

自己肯定感を整える考え方については
noteでも書いています。

https://note.com/witty_poppy3678/n/nf43aacafc394

なるみ

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